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【食欲不振】愛猫がキャットフードを食べない!食いつきが悪いときの原因と対策をご紹介

ペットオーナー様から当店にお寄せいただくお悩みの中で特に多いのが、「愛猫がキャットフードを食べない」というもの。愛猫の食欲不振や偏食にお困りのオーナー様が多くいらっしゃいます。そこで、愛猫の食いつきが悪いときの原因と対策をまとめてみました。

体質や体調が原因の場合の対策

体質による食欲不振

消化機能が弱い体質の愛猫の場合、キャットフードの消化不良により食が細いということが考えられます。
このような場合、できる限り消化にやさしいキャットフードを選んであげるのが良いでしょう。愛猫が消化を苦手とする原材料が多く使われたキャットフードは避け、消化機能に負担のかからない原材料が使われているキャットフードがおすすめです。
また、できる限りキャットフードを消化しやすいように、粒を細かく砕いてから与えるのも良いでしょう。

運動不足による食欲不振

愛猫が運動不足でカロリーをあまり消費せず、おなかがすかないことから食欲不振になっていることが考えられます。
適度に食欲を増進させるため、愛猫が毎日適度に体を動かせるようにしてあげることが大切です。愛猫が登り降りできるキャットタワーを用意したり、猫じゃらしなどのおもちゃを使って遊んだり、愛猫が運動できる機会を増やしてあげましょう。愛猫がケガや加齢によりあまりたくさん運動できない場合、マッサージを取り入れたり、こまめに休憩を挟んだりしながら、負担のかからない範囲で体を動かせるようにしてあげましょう。

しつけによる偏食

子猫の場合は特に、しつけがまだ十分にできていないために、食事以外のことに興味が向いてしまったり、食事の時間をしっかりと認識できていなかったりすることがあります。
できる限り食事の時間と場所を決め、毎日同じ時間に同じ場所へキャットフードを出してあげましょう。

また、子猫の頃に特定のキャットフードのみを食べさせていると、そのキャットフード以外のものを受け付けなくなることがあります。子猫の頃はいくつかの種類のキャットフードを与え、なるべくいろいろな味に慣れさせると良いでしょう。

加齢による食欲不振

シニア期に入った愛猫は、加齢とともに代謝が落ちて消費カロリーが減り、あまりおなかがすかないことから食欲不振になっていることが考えられます。
このような場合、無理に多くのキャットフードを与える必要はありません。体重が維持できていて健康状態に問題がないようであれば、給与量を少し減らしてみましょう。

また、加齢とともに消化機能が低下し、食欲不振になっているケースも考えられます。
このようなときは、愛猫の消化機能に負担のかからないキャットフードを選びましょう。愛猫が消化しづらい原材料を避け、消化にやさしい原材料が使われているものを選ぶことが大切です。
また、なるべく粒を咀嚼し消化しやすいように細かく砕いてから与えたり、水分量の多いウェットタイプのフードを取り入れたりするのもおすすめです。

ストレスによる食欲不振

生活環境の変化など、愛猫に何らかのストレスがかかることで食欲不振になっていることも考えられます。家の中の状態や家族、生活習慣などに変化が起きると、それが愛猫のストレスになってしまっている可能性があります。
まずはストレスの原因を探り、できる限り原因を取り除いてあげるようにしましょう。

病気による食欲不振

急に愛猫の体重が減った、元気がなくなったなど、食欲不振の他にいつもと異なる症状がある場合は、何らかの病気にかかっている可能性が考えられます。
このような場合は、すぐにかかりつけの獣医師に相談するようにしてください。

環境が原因の場合の対策

季節・気温による食欲不振

愛猫の食欲不振には、季節の変化も原因の一つとして考えられます。高温多湿となる夏場は特に、愛猫の消化機能が低下することで食欲不振が起きやすい季節です。
私たち人間と同じように、愛猫にとっても夏の日中の高温多湿は負担が大きいもの。愛猫が過ごす空間は直射日光が当たらないようにし、適度に空調を使って快適に過ごせるようにしてあげましょう。

食事環境による食欲不振

食事をする環境が適切でないことにより、愛猫の食欲不振が起きていることが考えられます。使用しているフードボウルの大きさや高さが愛猫の体に合っていないことで、キャットフードが食べづらい状態になっていることも。愛猫の食事の様子を観察し、愛猫に適したフードボウルを使っているか確認しましょう。
フードボウルには様々な大きさや高さ、形状のものがあります。愛猫の体格や姿勢に合ったものを選び、愛猫が食事しやすい環境を整えてあげましょう。

また、食事の場所がいつもと異なる、清潔でないなどの原因により、愛猫が食欲不振に陥っていることも考えられます。
愛猫の食事場所やフードボウルは常に清潔に保ち、気持ちよくキャットフードが食べられるようにしてあげましょう。

キャットフードが原因の場合の対策

おやつの食べすぎによる偏食

食事の時間以外に愛猫におやつを与えすぎてしまっていることで、愛猫が偏食となってしまっていることが考えられます。おやつの食べすぎで食事の時間におなかがすいていなかったり、香りや味の強い食べ物に慣れてしまいキャットフードを食べなくなってしまったりすることも。
これを防ぐためには、1日あたりのおやつの回数を減らしたり、おやつを少量に分けて1回に与える量を少なくしたりしてみましょう。また、おやつを選ぶ際にも、できる限り人工的な香料や調味料を使っていない、自然な香りや味のものにするのがおすすめです。

味・香りの強いものの食べすぎによる偏食

愛猫に人間の食べ物を与えてしまうことで、偏食につながっているケースも考えられます。人間の食べ物はキャットフードに比べて濃い味付けであることが多いので、愛猫が人間の食べ物を分けてもらうことに慣れると、キャットフードを食べなくなってしまうことがあります。
人間と愛猫とでは、食べて良いもの・悪いものや、必要な栄養バランスが大きく異なります。愛猫の健康のためにも、人間の食べ物を与えることはなるべく控えましょう。

また、愛猫が人工的な香料や調味料を使った食べ物に慣れてしまっていると、自然な原材料で作られたキャットフードを受け付けないことがあります。
そのような場合は、キャットフードを少し温め、香りを立てて与えるのもおすすめです。

キャットフードの食べにくさによる食欲不振

まだ口の小さい子猫や噛む力が弱くなってきたシニア猫の場合、キャットフードの粒が大きすぎて食べにくいことが原因で、食欲不振となっていることも考えられます。
このような場合、愛猫の体格やライフステージに合わせた小さめサイズの粒のキャットフードを選んだり、粒を小さく砕いて与えたりしてみましょう。

キャットフードの好み

猫は食材の好みがはっきりしていることがあるため、特定の食材を主原料とするキャットフードには口を付けないことも考えられます。
愛猫がチキンなどの肉を主原料としたキャットフードを食べない場合は、白身魚などの魚を主原料としたものを試してみるなど、タイプの異なるキャットフードに切り替えてみると良いでしょう。

新しいキャットフードへの警戒

今までと異なる新しいキャットフードに切り替える場合、愛猫が慣れない見た目や香りのキャットフードを警戒していることがあります。
新しいキャットフードへ切り替えるときには、元のキャットフードに少しだけ新しいものを混ぜたり、新しいキャットフードを細かく砕いて元のキャットフードにふりかけたりすることで、まずは香りに慣れさせると良いでしょう。その後数日間かけて徐々に新しいキャットフードの比率を増やし、時間をかけて切り替えるようにしましょう。

キャットフードの劣化

キャットフードが劣化している場合、愛猫がそれを香りで察知して避けてしまっていることが考えられます。猫はとりわけ酸化した匂いに敏感であると言われており、開封してから長期間が経過したキャットフードを嫌がることがあります。
まずはキャットフードの賞味期限や保存状態を確認し、品質が劣化していないか確認しましょう。キャットフードのパッケージに記載されている賞味期限は、未開封の状態での賞味期限を表しています。パッケージを開けてからどのくらいの期間が経っているかを確認し、キャットフードが劣化してしまっているようであれば、新しいものに取り替えましょう。

まとめ

ペットオーナー様のお悩みで特に多い愛猫の食欲不振や偏食には、さまざまな原因が考えられます。まずは愛猫がキャットフードを食べない原因をしっかりと見極め、原因に合わせた対策を試してみてください。

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