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【犬の「しつけ」のコツは?】~基本的なコマンド3種~

こんにちは。レティシアンスタッフのHです。

愛犬とともに生活していくうえで、「しつけ」はとても重要です。
きちんと愛犬をしつけることで、オーナー様がリーダーであると認識してもらい、人との良い信頼関係が築けて快適に暮らすことができるようになります。

また、しつけによって愛犬を危険から守れることもあるでしょう。
トラブルを避けるためにも、ぜひじっくり愛犬のしつけに取り組んでください。

しつけはなぜ必要?

しつけは、愛犬とオーナー様の意思疎通を図るうえでとても重要です。
愛犬の問題行動で迷惑をかけてしまうと、オーナー様や愛犬に対して周囲の方から不信感を抱かれてしまうこともあります。一見、しつけは厳しく感じられるようであっても、愛犬が人間社会に受け入れられるために必要なことです。

また、しつけは緊急時に愛犬の命を守ることにも繋がります。災害時に脱走を防ぐためにケージやキャリーバックに入るような指示や、お散歩中にリードが外れてしまったときに「マテ」や「オイデ」などの指示に従うことができると、事故を防ぐこともできます。様々なトラブルから愛犬を守るためにも、しつけは重要であると言えます。

しつけを行う時期

しつけを行う時期は、“生後3ヶ月を過ぎた頃” を目安にすると良いとされています。しかし、個体差がありますので、あくまでも目安としてお考えください。
愛犬をおうちに迎えた日からしつけをスタートしても良いですが、気持ちや生活が安定するまでは、多めにスキンシップをして愛情を注ぐことに注力して、一緒に生活することに慣れてきたら少しずつしつけを開始する、という方法もあります。

大切なことは、どんなときでも「良いことをしたら褒め、悪いことをしたら叱る」を徹底することです。とくに愛情を込めて褒めることはとても大切です。

こういったことをふまえて、今回はしつけの “コマンド3種”をご紹介したいと思います。

しつけの「コマンド」とは

コマンドとは、「マテ」「オスワリ」「オテ」「フセ」「ヨシ」など、犬に特定の動きを求める場合にかける言葉のことです。
同じ言葉を繰り返し使って覚えさせるので、おすわりをさせたい場合は「オスワリ」か「シット」などのコマンドがありますが、必ずコマンドは統一してください。状況によってコマンドが変わってしまうと、愛犬も覚えられません。

【1】「オスワリ」「シット」=おすわり

後ろ足をまげ、地面にお尻をつける姿勢です。しつけのコマンドの基本であり、愛犬にはぜひ習得してほしいものです。

 

「オスワリ」「シット」の教え方

①ご褒美用のフードorおやつを手に握り、愛犬の鼻先にもっていき注意を向かせる
→このときに手の中のフードは見せないようにしましょう

②愛犬の注意が向いたところで、「オスワリ(シット)」と言いながらその手を上へと動かす
→愛犬がつられて見上げることで、お尻が自然と床に下がり、おすわりの姿勢になることを確認します

③床にお尻がついたら、「イイコ」「グッド」などと言いながら、持っていたフードやおやつをあげたり、たくさん撫でて褒めてあげたりします
→食べ物以外にも、撫でて褒めてあげるなどご褒美を変えると良いです

④「オスワリ(シット)」と命じてから①~③の動きを繰り返し、愛犬に“すわると良いことがある”と学習させる

【2】「フセ」「ダウン」=ふせ

おなかと前足の肘から先が地面につく姿勢です。おすわりより動き出しづらく、愛犬がよりリラックスできる姿勢です。

 

「フセ」「ダウン」の教え方

①まずは「オスワリ(シット)」をさせる
→「オスワリ(シット)」と「フセ(ダウン)」が混同しないよう、間隔を空けてから指示しましょう

②ご褒美のフードorおやつを手に握ったまま、腕を床まで下げて愛犬に足をたたませる
→握った手を下げてから、愛犬の少し前方にスライドさせます。おなかが床につき、正しいふせの姿勢のときに「フセ(ダウン)」と声をかけ、褒めてご褒美をあげます

③「フセ(ダウン)」と命じてから①~②の動作をします。繰り返し行い、一連の動きを覚えさせる
→食べ物以外にも、撫でて褒めてあげるなどご褒美を変えると良いです

【3】「オイデ」「カム」=呼び戻し

離れている愛犬を呼び戻すことができると、トラブルや事故の予防ができるのはもちろん、リード装着時やブラッシング、ケージインなど、様々なアクションがスムーズになります。

 

「オイデ」「カム」の教え方

①愛犬がオーナー様のことを意識していない状況下で「オイデ(カム)」と呼びかける
→強い命令口調ではなく優しく呼びかけます。愛犬に“何か良いことがありそう”と思わせるようにしましょう

②愛犬が呼びかけに応じて寄ってきたときには、たくさん撫でて褒めてあげます
→できなくてもあまりしつこく繰り返さず、場所や状況を変えてトライしてください

③静かな環境下でトライし、できるようになったら愛犬が遊んでいる最中に「オイデ(カム)」と呼んでみる
→どんな状況下でもオーナー様のところへ戻ってくるようになるのが理想です。できたらたくさん褒めてあげましょう

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したコマンドは基本のコマンドになりますが、どれも重要なしつけの指示になります。
「オスワリ」や「フセ」などのコマンドには、愛犬の落ち着きを取り戻す効果もあります。普段はお利口さんでも、興奮するとオーナー様の言うことが耳に入らなくなってしまう愛犬も少なくありません。コマンドを教えてしつけることは、愛犬の自制心を養う効果もあります。

きちんとしつけをして、愛犬と楽しい毎日を過ごしましょう!

 

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