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【愛犬の運動不足解消に!】 ~パッシブ犬(消極的)向き:おうち遊び編~

こんにちは。前回に引き続き、レティシアンスタッフのSです。

前回のコラム「【愛犬の運動不足解消に!】 ~マイペース犬向き:公園遊び&お散歩編~」では、公園遊びとお散歩についてご紹介しました。

今回は “パッシブ犬(消極的)“ や “ シニア犬・持病のある犬” などにおすすめの遊び方をご紹介します。

・お外で遊ぶよりも、おうちの中で遊ぶほうが好き!
・体調などの事情でお外遊びを控えている

そんな愛犬たちには、おもちゃなどを使っておうち遊びを楽しんでもらいましょう。

パッシブ犬(消極的)/シニア犬や持病のある犬とは

・お友達が怖い/苦手
・季節に関係なくゆっくり過ごすことが好き
・運動を制限されている

本能を満たす遊びの中から選ぶ

獲物を探す→見つける→見つけたあとに凝視する→忍び寄る→追いかける→噛む/かじる→食べる

犬は、本能的にこうした一連の動作を行います。この流れの中で、愛犬が楽しめることを考えてみましょう。

・体を動かす遊び
→引っ張り合いっこ/レトリーブ(ボール遊びなど)

・脳を刺激する遊び/頭を使う遊び
→宝(おやつ/おもちゃ)さがしゲーム/ノーズワーク/考えさせるゲーム(知育おもちゃ)など

おうち遊びをタイプごとに大きく2つのグループに分けた場合、パッシブ犬には「脳を刺激する遊び/頭を使う遊び」がおすすめです。

宝さがしゲーム/ノーズワーク

犬の嗅覚は人より優れています。嗅覚をいかしたゲームを行うと、激しい運動ができない愛犬でもたくさん頭を使い、エネルギーを発散させることができるでしょう。
探してもらうお宝は、おやつやおもちゃでもOKです。愛犬がお気に入りのものにしたほうが一生懸命に探してくれます。

宝さがしゲームの手順

①「オスワリ」「マテ」をさせ、宝となるご褒美を手に取って、愛犬に匂いを嗅いでもらう
②宝を見せながら、少し離れた場所に置く
③宝を指しながら「探せ」「ゴー!」などのコマンドをかけて、「=宝を取りにいく」ことを教える
④「オスワリ」「マテ」をさせ、宝を見せながら、クッションや毛布の下など少し離れたところに隠す
⑤「探せ」「ゴー!」などのコマンドをかけ、宝を取りに行かせる(※隠す場所は必ず同じ所にする)
⑥「オスワリ」「マテ」をさせ、愛犬に背中を向けて、隠すところが愛犬に見えないよう宝を隠す(※隠す場所は必ず同じ所にする)
⑦次回からは、宝を隠すところは見せず、隠す場所を少しずつずらして、範囲を広げていく(※嗅覚を使う必要があることを教えていく)

鼻を使って宝を探し出すことができると、達成感が得られ、愛犬の自信へと繋がります。狭い範囲でも十分楽しめますし、おうち遊びでも存分に本能が刺激され、自然と本気になってくれるでしょう。

愛犬のペースで行うことができるので、長時間でない限り体への負担は少なめですが、運動を制限されている愛犬の場合は、かかりつけの獣医師のご指示にしたがって、無理のないようにしてください。

市販されているノーズワークマットもおすすめです。見た目がかわいらしく、オーナー様も一緒に楽しめるような知育おもちゃもありますので、ぜひ一度お試しください。

知育おもちゃ

・転がすと小さな穴からおやつがでてくるおもちゃ
・凹凸の間におやつが挟まるようになっていて、簡単には食べることができないおもちゃ
・スライドをさせると隠されたおやつをゲットできるおもちゃ など

それぞれ、「どうすればおやつが得られるのか?」頭を使って考えます。
転がしたりスライドしたり、引っ張ってみたり。手足や鼻、口などをフルに使って遊んでくれるでしょう。

ただし、難易度が高すぎておやつが全く得られないと、逆にストレスになってしまう可能性もあります。愛犬のレベルにあわせておもちゃを選んであげるようにしてください。
また、おもちゃは与えたままにせず、時間を決めて一度取り上げるようにすると、メリハリがつくので良いでしょう。

また、ご家庭でも簡単に作ることができる手作りの知育おもちゃをご紹介します。

タオルを使ったおもちゃ

①使わなくなったタオルを縦長に3本に切り、三編みをします
②タオルの結び目におやつを隠して、愛犬に探してもらいます

はじめは緩く編んでおいて、見つけやすくします。きつく編むと見つけにくくなるので、難易度が高くなります。愛犬が興味を持って、体力もある場合は、引っ張り合いができるおもちゃにもなります。

ペットボトルを使ったおもちゃ

①空きペットボトルを洗ってしっかり乾かしたものに、おやつを入れます。

たったこれだけで、おうち遊び用の楽しいおもちゃになります!
ポイントは、ペットボトルのキャップをつけずに与えて、どうしたら中のおやつがとれるか考えてもらうこと。いずれコツを掴んで、簡単に取り出せるようになるでしょう。
次は、ペットボトルに小さな穴を数カ所開けて、キャップをつけて与えましょう。穴の大きさや数によっておやつゲットの難易度が変わります。愛犬の様子を見ながら調整してあげてください。

※小さな穴を開ける場合は、ペットボトルの切り口にビニールテープを巻いたりヤスリをかけたりして、怪我をしないよう配慮してください。
※愛犬がペットボトルを壊してしまう場合は、誤食したりしないよう、遊ばせている間は目を離さないようにします。

手作りおもちゃは、家にあるもので簡単に作れます。一生懸命作ってあげたおもちゃは、オーナー様の匂いがついていますし、愛犬は大喜びでしょう。
“いつものおもちゃ“ ではすぐに飽きてしまう愛犬でも、一工夫したおもちゃを与えることで満足してくれると思います。ぜひおもちゃ作りに挑戦してみてください。

まとめ

愛犬の「運動不足解消法」を、タイプ別に3回にわたってご紹介させていただきました。
皆様の愛犬はどのタイプでしたか?

ちなみに、うちの子は「ドッグラン」「公園遊び&お散歩」「おうち遊び」、このすべてが大好きなので、上手いことローテーションをして一緒に楽しい時間を過ごしつつ、0.5kgのダイエットに励みたいと思います。

次回は、「ドッグフードの種類と選び方」についてご紹介する予定です。どうぞご期待ください。

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