こんにちは、レティシアンスタッフのSです。
ワンちゃんは家族の大事な一員です。お休みの日には一緒におでかけしたいですよね。
愛犬と色んな場所へおでかけしようと思ったら、やはり “乗り物” に慣れてもらわなくてはいけません。そこで、ワンちゃんを乗り物にのせておでかけするときに大切なことについて乗り物別にまとめてみました。
①車でのおでかけ・ドライブデビュー
②電車・新幹線でのおでかけ
③バス・タクシー・レンタカーを利用しておでかけ
④飛行機(国内線)でのおでかけ
⑤船(国内便)でのおでかけ
車やバス、電車、そして飛行機や船まで!このすべてをのりこなす(?)ことができたら、もう怖いものはありません。どこにでも一緒におでかけできるでしょう!
コロナ禍で車でのおでかけのニーズが増えているそうですので、今回は「車でのおでかけ・ドライブデビュー」についてご紹介します。
目次
ドライブデビューの前に
車に慣れてもらう
まずは近所の公園など移動時間が短いところへ車で連れて行き、様子をみます。家族のおむかえに最寄り駅へ行くときなどに一緒にドライブするのもおすすめです。
ポイントは、車にのると「楽しいところに連れて行ってもらえた!」「家族に会えた!」「お友達に会えた!」「ご褒美がもらえた!」など、 “車にのると嬉しいことがある” と良い印象をもってもらうことです。
はじめてのドライブでイヤな思いをしてしまうと、車嫌いになってしまう可能性もありますので、計画的に練習してみてください。
クレート(キャリー)等に慣れさせる
クレート(キャリー)/ドライブベッド/ソフトケージ/ドライブボックスなど、車で使う可能性があるアイテムを、普段からおうちで使用しておくと良いでしょう。そこがリラックスできる場所として認識していると、車の中でも安心して過ごしてもらえます。
車にのせるときの注意点/ポイント
車嫌いにならないようにする
・急ブレーキや音で怖い思いをさせない
どのアイテムを使って車にのせるかにもよりますが、ペットセーフティーハーネス等を使用し、ワンちゃんをしっかり固定するようにします。
急ブレーキなどで思いがけず怖い思いをしてしまったら、悪い印象が残らないようにご褒美をあげたり、何事もなかったかのようにオーナー様が楽しそうにしたりすると良いです。
お気に入りのクッションや愛犬自身または家族のニオイが付いたタオルを持ち込み安心させることもおすすめです。
・到着場所に悪い印象をもたせない
病院など、ワンちゃんが好きではないところに車で連れて行くこともあるでしょう。後でそのイヤな記憶を打ち消すくらい楽しいところに連れて行ってみてください。車で病院に行くことが「たまにハズレもある」くらいに思ってもらえることが理想です。
・トイレを我慢させない
1~2時間に1度は休憩をするようにします。ドッグラン設備のあるサービスエリア、パーキングエリアもあるので活用すると良いです。
・暑い/寒い思いをさせない
温度管理はもちろんのこと、日差しや風通しにも注意するようにします。直射日光が当たらないように日差しよけを設置したり、時々窓を少し開けて空気の入れ替えをしたりしましょう。冷房や暖房が直接当たることもないようにします。
・車酔いに注意する
車酔いは自動車特有の断続的な揺れや振動、加速減速や遠心力などによって、目から入る情報と傾きを感知する内耳の情報伝達にズレが生じ、脳の中でうまく統合されないため、自律神経が乱れて発症すると言われています。
空腹や満腹の状態だと車酔いをしやすくなるので、でかける直前の食事は避けて、量は軽めにします。また、揺れが少ないような運転や工夫も大切です。
安全のためにルールを守る
× ペットを膝の上にのせて運転をする行為
愛犬を膝の上にのせて車を運転すれば、前方の視界を遮ることはもちろん、運転に集中できません。また、急ブレーキを踏んだときにフロアに飛び落ちてペダル操作に支障をきたす可能性もあります。極めて危険な行為ですので、絶対にやめましょう。
× 助手席や後部座席の窓からペットが顔を出す行為
窓から顔を出して風を感じている、ワンちゃんの可愛い写真や動画を見かけることもありますが、これも大変危険な行為です。
また、ドライブ中にフリーで助手席にのせることも、法律違反になります。楽しいはずのドライブが残念な思い出にならないように、ルールは絶対に守りましょう。
愛犬を安全に車にのせるために
助手席は、ワンちゃんが運転席に来てしまう可能性があるので避け、後部座席・ラゲッジスペースにのせるのがおすすめです。方法はいろいろありますので、愛犬に適したものを選んであげてください。
乗車アイテムについて
・クレート(キャリー)に入れてシートベルトで固定する
大型犬から小型犬までサイズも豊富で、すでにクレートに入ることに慣れているワンちゃんも多いでしょう。クレートは車でドライブする際にも大活躍します。長時間だと少し窮屈に思うこともあるので、少し大きめなものを選んであげると良いです。
・ドライブベッドをシートベルトで固定して使用する
おうちにいるときと同じ感覚でくつろぐことができるので、クレートに入ってくれないワンちゃんや、クレートだとリラックスできないワンちゃんにおすすめです。安全ベルトが付いているものを選び、そのベルトとワンちゃんを繋ぐことで飛び出し防止としても使えます。
・ソフトケージ/ドライブボックスに入れる
窮屈な思いをせずに過ごすことができ、組み立ても簡単で、コンパクトに折りたたむことができます。
ワンちゃんの快適さを考えると、サイズ選びは重要です。中でぐるっと方向転換できるサイズを目安に選ぶと良いでしょう。また、水洗いできるものを選ぶと衛生的で、何度も使用できるのでおすすめです。
・スペースボードを使用&ペットセーフティーハーネスを装着する
スペースボードとは:
凹凸の隙間をなくすことができる板のようなもの。
ワンちゃんの居住スペースをフラットにすれば、安心して座ったり、寝転がったりすることができます。また座席の隙間がなくなるので、カーブや急ブレーキでも落ちることがありません。
ペットセーフティーハーネスとは:
愛犬の体を安全に保つためのハーネスのこと。
急ブレーキ時でも、ワンちゃんが飛ばされて窓ガラス等にぶつかる等のケガをする危険を軽減することができます。
スペースボードを使用する場合は、セーフティーハーネスにリードを付けて、必ず車内に固定するようにしましょう。
首輪だといざというときに首に負担がかかりすぎるので、ハーネス(特にセーフティーハーネス)の使用がおすすめです。
車からの飛び出し事故に注意する
油断は禁物です!「短距離だからいいか」「うちの子はおとなしいから大丈夫」などと思っていても、パーキングに駐車して扉が開いた瞬間に興奮して飛び出してしまったり、大きな音などにびっくりして飛び出してしまったりする可能性があります。
リードを手で持っていても抜けてしまうこともありますので、しっかり首輪またはハーネスにリードを装着し、車やドライブグッズに固定しましょう。
まとめ
せっかくの愛犬とのおでかけは、100%楽しみたいですよね。ルールを守り、安全第一かつ愛犬が快適に過ごせる空間を作ってあげるよう気づかってあげてください。様々な方法を試して、愛犬にとっての1番を見つけましょう!