こんにちは。レティシアンスタッフのTです。
「ワンちゃんと一緒に暮らすこととは、毎日“お散歩”することなのではないか?」
そう思ってしまうほど、ワンちゃんにとってお散歩は重要なものですよね。
幼い頃、我が家では猫を飼っていたので、愛犬とお散歩している方を見ると羨ましくてたまらず、「猫はお散歩してくれないのかな?」とがっかりすらしていました。最近ではネコちゃんをお散歩させている方も見かけるようになりましたが、「急に木に登ったりしない?大丈夫?」などとハラハラしてしまいます(笑)
そこで、今回はワンちゃんの“お散歩デビュー”に向けて、事前に準備すること・必要だと思われるもの・注意したいことなどをお伝えしたいと思います。
目次
お散歩デビューの前にご確認を
まず、愛犬の登録はお済みでしょうか?
お住まいの市区町村への愛犬の登録手続き「畜犬登録」、そして「狂犬病予防注射」は法律で義務付けられています。
畜犬登録を行った際に交付される「鑑札」と、狂犬病予防注射を行った際に交付される「注射済票」は、それらを証明するものになるので、愛犬の首輪などに装着しておくことが理想です。
お引っ越しなどの際は「畜犬登録」の変更手続きが必要ですから、お散歩デビューの前にご確認ください。
お散歩デビューに向けて!
一般的に、お散歩デビューは「子犬のワクチンプログラムが終わってから、2週間後くらいからが良い」と言われています。ワクチン接種が完了するまでは、免疫力が十分ではありません。地面を歩かせてのお散歩は控えましょう。
その代わりに、「抱きかかえる」「キャリーバッグに入れる」といったお散歩で、お外の世界を体感しておくと良いでしょう。車の音や知らない人の声、知らない犬の鳴き声など、お散歩に出ると聞き慣れない音であふれています。スムーズにお散歩デビューできるよう、少しずつ慣れてもらいましょう。
そして、いよいよお散歩デビュー本番。人通り・車通りが多い時間帯や場所は避け、ワンちゃんが落ち着いてお散歩できるように、少しずつ慣れてもらいましょう。
念願のお散歩デビューで、オーナー様もワンちゃんも気持ちが高ぶるかもしれませんが、いきなり長時間のお散歩は負担が大きくなりますので、無理させないようにお気をつけください。
お散歩デビューの前に準備するもの
愛犬とのお散歩には、準備しておくものがたくさんあります。
リード
お散歩の必需品ですね。
リードには伸縮するタイプもありますが、少し慣れが必要です。最初は伸縮しない、しっかりと強度があるものを選びましょう。
首輪or胴輪
首輪は日常的につけているワンちゃんも多いでしょうか。毎日着用するものですので、愛犬の首周りのサイズや骨格などに合わせ、納得のいくものを選んであげましょう。
首輪・胴輪をつけることに慣れていない場合は、まず装着の練習が必要です。つけさせてくれたらご褒美をあげ、たくさん褒めてあげましょう。そうすると「首輪・胴輪をつけると良いことがあるし、お散歩にも行けて楽しい!」と覚えてくれるようになります。
また、首輪・胴輪に「鑑札」「狂犬病予防注射済票」はついているでしょうか? 万が一、逃げ出してしまったときのことを考えると、「迷子札」もつけておくと安心でしょう。
飲水
お散歩でたくさん動いたあとは、喉が乾きます。必ずお水を持参しましょう。
お水を入れる器も必要になります。ボトルから直接飲むことができるものなど、様々なタイプがありますので、使いやすいものを選びましょう。
おしっこの後にかける水
電柱や壁、三角コーンなどにおしっこをかけてしまった場合、どうしてもニオイが気になります。お水で流してお掃除しておきましょう。
うんち袋
大切なパートナーの落とし物です。きちんと拾って持ち帰りましょう。
ご褒美(おやつ・フード)
元気にお散歩してくれたり、大きな物音にも大人しくしてくれたり。ワンちゃんが頑張ったときはご褒美をあげましょう。
街には様々な人がいます。動物好きな人は多いですが、動物が苦手な人、動物アレルギーの人もいらっしゃいます。マナーを守るために色々と持ち物は増えますが、皆が気持ちよく過ごせるように思いやりのこころを持つことが最も重要です。
お散歩の際に注意するポイント
時間帯
「お散歩デビューから間もない頃は、人が多い時間帯は避けましょう」とお伝えしましたが、お散歩に慣れてきてからも油断できません。
特に“夏場のお散歩”には注意が必要です。夏の日中のアスファルトの温度は60℃以上になると言われています。靴を履いていないうえに、私たちより低い位置で地面の近くを歩くワンちゃんたちは、人間よりも大きなダメージを受けてしまいます。
季節によってお散歩の時間帯を変えるなどしてみてください。
拾い食い
お散歩でお外を歩いていると、ワンちゃんたちが今まで見たことのなかった興味深いものもたくさん落ちています。どれもとても面白そうで、美味しそうに見えるのでしょうね。
興味津々のワンちゃんには申し訳ないですが、誤食してしまっては大変です。お散歩中は地面にも注意を向け、目を離さないようにしましょう。
雨の日
お外でしか排泄をしないワンちゃんもいるでしょう。そうすると、雨の日もお散歩に行くことになりますから、ワンちゃん用のカッパがあると便利かもしれません。まずはカッパを着ることに慣れてもらうために、首輪と同様に、普段から着る練習をしておきましょう。
また、雨の日のお散歩は、泥などの汚れが付きやすくなります。汚れを拭き取ってあげることはもちろん、風邪を引かないようしっかりと乾かしてあげましょう。
まとめ
“お散歩”は、愛犬とのかけがえのない時間です。
お散歩タイムを愛犬とのコミュニケーションや絆を深める良い時間とするためにも、マナーを守り、愛犬と一緒に楽しむ気持ちを忘れないようにしましょう!