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《獣医師コラム》【冬の暖房】低温やけどや乾燥・・・冬の暖房は愛犬・愛猫にとって危険!?

だんだんと冷えてきましたね・・!

ワンちゃん・ネコちゃんもおうちでキュッと丸くなる可愛い姿が見られる機会が増えたのではないでしょうか??

しかし今から使用する機会の多い暖房器具は危険もいっぱい・・・

今回はレティシアン専属獣医師がワンちゃん・ネコちゃんがおうちにいる方に、今からの時期に注意していただきたいポイントをご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

コード噛みに注意!

電気が流れている中のコードを噛むと、感電してしまいます。

コードを噛んで感電すると、口の中や口周りにやけどを負ったり、血管にダメージを負ったり、不整脈が生じたりします。

局所的なやけどだけではなく、肺水腫(肺の中の肺胞という部分に水が溜まった状態)になり、命に関わるケースもあります。

 

▼対策

・コードにカバーを付ける

・コードを嚙んではいけないとしつけをする

・お留守番の際はコードの届かないスペース(ケージ等)に入れる

低温やけどに注意!

低温やけどとは、体温よりも少し高い温度の熱源に長時間接触することで起こるやけどです。

ワンちゃん・ネコちゃんで多いのは、寝ている間の低温やけどです。

特に年齢が上がると寝返りの回数が減る上に、皮膚の感覚が鈍くなるので、よく様子を見てあげましょう。

 

▼対策

・数時間おきに寝返りをさせる(特に要介護の子)

・お留守番の時は床暖房・電気ストーブ・ホットカーペット・湯たんぽ等は、低めの温度にするまたは使用しない

乾燥に注意!

暖房をつけることによって空気が乾燥し、肉球や鼻にひび割れが生じたり、鼻や喉の粘膜が持っているバリア機能が低下して体内に病原体が侵入しやすくなったりします。

呼吸器疾患がある子は特にご注意ください。

また、夏場より水分補給を渋りがちなため、泌尿器疾患がある子もご注意ください。

 

▼対策

・乾燥が気になる部分に口に入れても問題のない動物用保湿クリームを使用する

・ごはんに水分を足したり、ささみのゆで汁を与えたりして水分補給を促す

・部屋の湿度を保つ(適正湿度:40~60%)

 

まとめ

●感電・やけどの恐れあり!コード噛みに注意!

●定期的なチェックを!低温やけどに注意!

●長時間の暖房付けっぱなしは危険!乾燥に注意!

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